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歯周病

2026-10-10

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通っているのに歯周病が進むのはなぜ?|春日・後楽園の歯医者がクリーニングだけでは足りない理由をご説明します

春日・後楽園の歯医者 後楽園春日たなべ歯科 通っているのに歯周病が進む理由(クリーニング当日と翌日の歯)

定期的にクリーニングに通っているのに、歯周病が進んでいると言われた。そんな方は少なくありません。クリーニングは「その日のきれい」をつくるもので、翌日には細菌が戻り始めます。歯周病を左右するのは、医院にいない日のセルフケアと、自分では気づけない磨き残しです。当院が5回に分けた歯みがき指導や、担当歯科衛生士による染め出しとPCRの記録に時間をかける理由を、文京区・春日駅・後楽園駅の歯医者、後楽園春日たなべ歯科がご説明します。

「定期的にクリーニングに通っているのに、歯周病が進んでいると言われた」
「歯石を取ってもらっても、しばらくするとまた歯ぐきから血が出る」

こうしたご相談は、決して珍しいものではありません。きちんと通っている方ほど、「なぜ自分が」と感じられると思います。

この記事では、春日・後楽園の歯医者である後楽園春日たなべ歯科が、通っていても歯周病が進むことがある理由と、当院が歯みがき指導に時間をかける理由をご説明します。

歯周病とは?

歯周病とは、歯と歯ぐきの境目にたまった細菌のかたまり(プラーク)によって歯ぐきに炎症が起こり、進むと歯を支える骨が少しずつ失われていく病気です。初期には痛みがほとんどなく、気づかないうちに進むことが多いのが特徴です。

歯周病との付き合い方については、こちらの記事でもご説明しています。

▶ 歯周病はクリニックで治す病気ではありません|文京区・春日の歯科医師が伝えたいこと

歯医者に通う人は、増えている

厚生労働省の令和6年歯科疾患実態調査では、過去1年間に歯科検診を受けた人の割合は63.8%で、前回の令和4年調査(58.0%)から増えています。

定期的に歯医者へ通う習慣は、確実に広がっています。ただ、「通っていること」と「歯周病が止まっていること」は、同じではありません。

クリーニングは「その日のきれい」

院長の田邉は、患者さんによくこうお伝えしています。

「美容院に行った日は、髪がきれいでしょう?」

クリーニングで歯石や汚れを取った日のお口は、確かにきれいな状態です。けれども、それは美容院に行った日の髪と同じで、「その日のきれい」です。

「クリーニングしただけではだめです。クリーニングした翌日には、細菌はもう戻ってきています。重要なのはセルフケアです」

歯の表面には、食事のたびに細菌が付き直します。医院でどれだけきれいにしても、そこから先の毎日をどう過ごすかで、次に来院されるときのお口の状態が決まります。

歯周病を左右するのは、医院にいない日

たとえば3か月ごとにメンテナンスに通う場合、医院でお口を整えるのは年に4回です。残りの日のお口は、ご自身の歯みがきで守ることになります。

院長は、セルフケアをしないことを「洗っていないお皿で食事をするのと同じ」と例えています。年に数回お皿をきれいに洗ってもらっても、毎日の食事のたびに洗わなければ、お皿は汚れたままです。

通っているのに歯周病が進む方の多くは、医院でのケアが足りないのではなく、医院にいない日のケアが、ご本人の思っている状態と違っていることが少なくありません。

自分の磨き残しには、自分では気づけない

「毎日しっかり磨いているのに」という方も多いと思います。実際、歯みがきの時間をきちんと取っている方は少なくありません。

それでも磨き残しが出るのは、歯みがきが手癖で行うものだからです。毎日同じ順番、同じ角度、同じ力で磨くため、磨けていない場所も毎日同じになります。そしてその場所は、ご自身ではなかなか見えません。

「磨いている」と「磨けている」は違います。掃除機をかけたつもりの部屋でも、ノズルが当たっていない場所にはほこりが残るのと同じで、時間をかけても、歯ブラシが当たっていない場所の汚れは落ちません。

院長は「予防に通うのは、歯ブラシの当て方を見直すために来るもの」とお伝えしています。手癖で磨くものだからこそ、自分では分からない。そこを一緒に見つけるのが、歯医者の役割のひとつです。

「しっかり磨いて」では、変わらない

「部屋を掃除してください」と言われても、どこをどこまで掃除すればよいのかは人によって違います。けれども「窓のサッシを掃除してください」と言われれば、細かいところまで手が届きます。

歯みがきも同じです。「しっかり磨いてください」では、磨き方は変わりません。たとえば「上の奥歯の外側は、口を大きく開けると頬が張って歯ブラシが入りにくいので、口を半分閉じて磨いてください」のように、場所と磨き方を具体的にお伝えしてはじめて、毎日の歯みがきが変わります。

当院の歯みがき指導

後楽園春日たなべ歯科では、歯みがき指導(TBI:Tooth Brushing Instruction)を、クリーニングと同じくらい大切な時間と考えています。指導は基本的に5回に分けて進めます。

大切にしているのは、「1回にお伝えするのは1つのテーマだけ」ということです。一度にたくさんのことを伝えても、人はどれも実行できません。伝えた量ではなく、変わった行動を大切にしています。

  • 1回目:ご自身のお口の状態を知っていただく
    レントゲンや口腔内写真を画面で一緒に見ながら、歯ぐきや骨の状態をご説明します。この回は、磨き方はお教えしません。院長は「エンジンがかかっていないのに、アクセルを踏んでも進まない」と言います。なぜ磨き方を変える必要があるのかを知っていただくことから始めます。
  • 2回目:歯ブラシの基本
    歯垢を染め出して、磨き残しの場所を確認します。磨き残しの割合はプラークコントロールレコード(PCR)という数値で記録し、この回から毎回お伝えして前回と比べます。歯ブラシの持ち方や当て方、力の入れ方といった基本をお伝えします。道具はまず、今お使いの歯ブラシのまま試していただきます。
  • 3回目:場所を絞る
    染め出しで磨き残しが続いている1〜2か所に絞って、磨き方をお伝えします。お口全体を一度に直そうとはしません。
  • 4回目:歯ブラシが届かない場所
    歯と歯の間を磨くフロスか歯間ブラシを、お口の状態に合わせてどちらか一方だけお渡しします。
  • 5回目:身についているかを確かめる
    新しいことはお伝えしません。これまでの内容ができているかを確認し、必要なところを直します。

当院は担当歯科衛生士制をとっています。前回どこに磨き残しがあったかを知っている衛生士が、毎回同じ目線で確認します。指導は、こちらから引っ張るものではなく、伴走するものだと考えています。

歯みがきの癖は、元に戻るもの

一度身についた磨き方も、時間がたつと少しずつ元の手癖に戻っていきます。これは誰にでも起こることで、失敗ではありません。

そのため当院では、メンテナンスの時期に入ってからも、定期的に染め出しを行って磨き残しを確認し、そのつど磨き方を整えています。ご家庭では、歯の表面を舌でさわってツルツルしているかを確かめるのも、簡単なセルフチェックになります。

メンテナンスの間隔は、セルフケアで変わる

当院では、メンテナンスの間隔を1か月から6か月の間で、お一人おひとりのお口の状態に合わせて決めています。ただし、少なくとも半年に1回は、医院で定期検査を受けていただきたいと考えています。

院長は「リコールの間隔を延ばせるのは、その人の歯みがきの技術を、こちらが信頼した証」と考えています。セルフケアが身につくほど、医院に来ていただく間隔は延ばしていけます。私たちの仕事は、患者さんに通い続けていただくことではなく、通う必要を減らしていくことだと考えています。

医院でしかできないこともあります

セルフケアが大切だといっても、医院でのケアが要らないわけではありません。

一度ついてしまった歯石は、歯ブラシでは落とせません。ポットの内側につく水垢のように、固まってしまうと、こすっても落ちず、専用の器具で取り除く必要があります。また、歯ぐきの奥の深い歯周ポケットの中は、歯ブラシの毛先が届かない場所です。こうした部分の歯石や汚れを取り除くのは、医院での処置になります。

医院でのケアと、毎日のセルフケア。どちらか一方だけでは、歯周病の進行を抑えることは難しいと考えています。

まとめ

定期的に通っているのに歯周病が進むのは、通い方が悪いからではありません。クリーニングは「その日のきれい」をつくるもので、歯周病を左右するのは、医院にいない日のセルフケアです。そして、自分の磨き残しには、自分ではなかなか気づけません。

「通っているのに歯ぐきから血が出る」「歯周病が進んでいると言われた」という方は、春日駅・後楽園駅の歯医者、後楽園春日たなべ歯科にご相談ください。クリーニングだけで終わらせず、毎日の歯みがきが変わるところまで、一緒に取り組みます。

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当医院について

後楽園春日たなべ歯科は、春日駅A2出口より徒歩1分、後楽園駅A3出口より徒歩2分の文京区にある歯科医院です。地域の皆さまのお口の健康を支えるため、丁寧で安心できる歯科診療を行ってまいります。