上顎中切歯(11・21)のむし歯と正中離開に対し、自費のダイレクトボンディング(66,000円・税込)で対応した50代女性の症例です。すき間が広がった背景には、う蝕による歯質の欠損に加え、長年の咬耗による噛み合わせの高さの低下が関与していると考えられました。ラバーダム防湿下で拡大鏡を用い、被せ物にせず必要な部分のみを修復する方針で、1回の処置で形態の回復を行っています。あわせて、咬耗への対応としてナイトガードの製作をご提案しました。文京区・後楽園・春日エリアで前歯のすき間やダイレクトボンディングをご検討の方の参考になれば幸いです。
当院では、見た目を整えるだけでなく、なぜその状態になったのかを確認したうえで治療方針をご提案しています。文京区・後楽園・春日エリアで前歯のすき間や見た目についてご相談をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
症例
BEFORE AFTER
治療経過
( 1 / 1 )
| 主訴 | 前歯にむし歯があると言われたので治したい。 前歯のすき間が以前より広がってきたのが気になる。 できれば見た目も自然に治したい。 |
|---|---|
| 治療内容 | ダイレクトボンディング(自費コンポジットレジン修復) 治療部位:上顎中切歯(11・21) 治療内容の内訳:
使用機材:
この症例で大切にしたことすき間が広がった背景を確認する 前歯のすき間(正中離開)は、生まれつきの歯の大きさや形だけでなく、後天的な要因によって少しずつ広がることがあります。本症例では、う蝕による歯質の欠損に加え、長年の咬耗によって噛み合わせの高さが低下していたことが、すき間の拡大に関与していると考えられました。見た目だけを整えるのではなく、なぜそうなったのかを確認したうえで治療計画を立てています。 ラバーダム防湿による接着環境の確保 コンポジットレジンの接着強度は、どれだけ乾燥した状態で接着できるかに大きく左右されます。前歯部は唾液や呼気の影響を受けやすい部位のため、ラバーダム防湿によって水分の影響を抑え、材料本来の接着性能を活かすことを目指しています。 削る量を最小限にとどめる 天然歯は一度削ると元には戻らない組織です。本症例では、被せ物による全体被覆ではなく、必要な部分のみを修復するダイレクトボンディングで対応しました。健康な歯質をできる限り温存することを優先しています。 咬耗への対応をあわせてご提案 咬耗が背景にある場合、形態を回復しても、その後の力のかかり方によっては再び摩耗や欠けが生じることがあります。本症例では、修復物と残存歯を保護する目的で、ナイトガード(就寝時に装着するマウスピース)の製作をあわせてご提案しました。 |
| 治療期間 | 1回(当日完了) 【治療の流れ】 第1段階:検査・診断・カウンセリング
第2段階:処置(同日)
第3段階:術後の確認とメンテナンス
1回で完了することについてダイレクトボンディングは、歯科技工所での製作工程を必要とせず、その場で歯に直接レジンを築盛して形を作る治療法です。そのため、被せ物や詰め物を製作する治療と比べて通院回数を抑えられる場合があります。本症例では、う蝕処置から形態の回復までを同日に行いました。 ただし、範囲が広い場合や、噛み合わせの調整に時間を要する場合には、複数回に分けて進めることもあります。 |
| 費用 | 66,000円(税込)※自費診療 <内訳>
<他の選択肢との比較参考>
※ナイトガードの費用は上記に含まれません。保険適用となる場合があります。 自費診療とした理由について本症例では、う蝕の処置に加えて、正中離開の閉鎖と切縁形態の回復という、歯の形を積極的に変更する処置を含んでいます。歯の形態を審美的な目的で変更する処置は公的医療保険の給付対象外となるため、一連の処置を自費診療として行いました。 むし歯の処置のみで対応できる場合には、保険診療でのご対応も可能です。どの方法が適しているかは、歯の状態やご希望によって異なりますので、初診時のカウンセリングで選択肢と費用をご説明したうえで、ご相談しながら決めていきます。 |
| 治療のリスク |
|