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親知らずは抜くべきか、残せるか|春日・後楽園の歯医者が抜歯を判断する3つの基準と「抜く選択」「残す選択」

歯科用CT

親知らずは抜くべきか、それとも残せるのか。
後楽園春日たなべ歯科では一律に抜くという考え方をとらず、咬めているか、周りの歯に迷惑をかけていないか、磨けているかという3つの基準で判断しています。
症状がなくても手前の歯を押していることがあり、逆にまっすぐ生えて咬み合っていれば残す選択もあります。
抜歯を勧められて納得できていない方へ、判断の考え方と当院での進め方を、春日駅・後楽園駅エリアの歯医者がご説明します。

「親知らずは抜いたほうがいい」と言われたけれど

歯科医院で親知らずを指摘され、抜歯を勧められた。けれど今のところ痛くもないし、抜くのは怖い。そのまま何年も気になったままになっている——そんな方は少なくありません。

親知らずとは、前から数えて8番目にある一番奥の歯です。10代後半から20代にかけて生えてくることが多く、まっすぐ生えて咬み合っている場合もあれば、斜めや横向きのまま途中で止まってしまう場合もあります。

春日駅・後楽園駅エリアの歯医者として、当院では親知らずを一律に抜くという考え方はとっていません。抜くか残すかは、次の3つの基準で判断しています。

抜歯を判断する3つの基準

1. 咬めているかどうか

歯は咬むことが仕事です。上下で咬み合う相手がいない親知らずは、歯として働いていないことになります。院長がよく口にするのは「咬ませずに大事に残しても、それは意味がない」という言葉です。残すこと自体が目的になってしまうと、判断を見誤ります。

2. 周りの歯に迷惑をかけていないか

斜めに生えた親知らずが手前の歯を押している、あるいは接している面が虫歯になっている。こうした場合、放置すると親知らず自体ではなく手前の歯を失うことになりかねません。守るべき歯がどちらなのかを考える必要があります。

3. 磨けているかどうか

親知らずは一番奥にあるため、歯ブラシが届きにくい位置です。清掃が届かないと周囲の歯ぐきに炎症が繰り返し起こります。腫れて痛んで、しばらくすると治まって、また腫れる。この繰り返しが続いている場合は、清掃性の限界を超えていると考えます。

残す選択をすることもあります

3つの基準をすべて満たしていれば、親知らずは残せます。

  • まっすぐ生えていて、上下で咬み合っている
  • 歯ブラシが届き、周囲に炎症がない
  • 虫歯や歯周病になっていない

さらに、将来的な使い道という視点もあります。手前の奥歯を失ったときに、親知らずが土台として使えることがあります。一手先を考えるかどうかで、判断がまったく変わってきます。

「なんとか残せませんか」と言われたとき

抜歯を提案すると、こうお尋ねになる患者さんがいます。そのとき当院がお伝えしているのは、この言葉です。

「デメリットを受け止められるなら残せます」

医院が一方的に決めるのではありません。残した場合に起こりうること——炎症を繰り返す可能性、手前の歯に影響が出る可能性、将来的により大きな処置が必要になる可能性——を開示したうえで、患者さんご自身に選んでいただきます。突き放すのでもなく、安請け合いするのでもなく、材料を揃えてお渡しするという考え方です。

抜く前に確認していること

特に下顎の親知らずは、下歯槽神経という太い神経や血管が近くを通っています。位置関係によっては、抜歯の際に注意が必要です。

当院では歯科用CT(Carestream CS 9600)で三次元的に位置を把握してから方針を決めています。レントゲンは平面的な画像のため、神経と歯根が重なって写っていても、実際の距離までは分かりません。CTで奥行きを確認することで、どの程度の注意が必要かを事前に判断できます。

なお、症例によっては、より専門的な設備のある医療機関での対応が適している場合があります。その際は診察のうえでご説明します。

抜くと決めたら、時期は早いほうが負担が少なくなります

3つの基準に触れていて抜歯を選ぶ場合、時期は早いほうが体への負担が軽く済みます。骨の修復力は年齢とともに緩やかに低下し、歯根と周囲の骨の結合も進むため、年齢を重ねてからの抜歯は処置が複雑になる傾向があります。

「痛くなったら考えよう」と先延ばしにすると、結果的に条件の悪い時期に抜くことになりかねません。逆に、3つの基準に触れていない親知らずであれば、無理に抜く必要はありません。抜くかどうかは基準で決め、抜くと決めたなら早めに動く——これが当院の考え方です。

まずは今の状態を確認するところから

公益財団法人8020推進財団の第2回永久歯の抜歯原因調査(2018年)によると、抜歯の原因として最も多いのは歯周病、次いでう蝕(虫歯)と報告されています。親知らずの抜歯はこれらとは事情が異なり、周囲の歯を守るために行う予防的な側面を持っています。

春日エリアの歯医者として大切にしているのは、抜くか残すかを痛みの有無だけで決めないことです。症状がなくても手前の歯を押していることがありますし、逆に腫れたことがあっても清掃性が改善すれば残せる場合もあります。まずは今どういう状態なのかを、画像で一緒に確認するところから始めます。

よくあるご質問

Q. 痛みはないのですが、抜いたほうがいいですか?

痛みの有無だけでは判断しません。症状がなくても手前の歯を押していたり、清掃が届かず炎症が続いていることがあります。レントゲンと歯科用CTで位置と向きを確認したうえでご説明します。

Q. 抜歯にはどのくらい時間がかかりますか?

生え方によって大きく異なります。まっすぐ生えている上顎の親知らずと、横向きに埋まっている下顎の親知らずでは、必要な処置がまったく違います。事前の画像診断でおおよその見通しをお伝えします。

Q. 一度に何本も抜けますか?

お口の状態やご都合に応じて相談しますが、片側ずつ行うことが多いです。理由は2つあります。ひとつは、抜歯後しばらく反対側で咬んでいただけるようにするため。もうひとつは、複数箇所を同時に抜いた場合、想定を超える腫れが左右同時に出ると、お口の開閉や飲み込みに支障が出ることがあるためです。範囲を分けておけば、こうした事態を避けやすくなります。

Q. 抜いたあとはどうなりますか?

個人差がありますが、腫れや痛みが数日続くことがあります。処置後の注意点は当日詳しくご説明し、経過を確認するためにあらためてご来院いただきます。念のため、結婚式や試験、出張、大切な会食など予定が動かせない行事の直前は避けて日程を組むことをおすすめします。ご予定をお聞かせいただければ、時期を一緒に考えます。

Q. 抜くと言われましたが、納得できていません。

そのままご相談ください。なぜその判断になるのかを、画像をお見せしながらご説明します。残す選択をした場合に何が起こりうるかもあわせてお話しし、決めるのはご自身です。

春日・後楽園エリアで親知らずが気になっている方へ

後楽園春日たなべ歯科は、<治療だけじゃない。予防だけじゃない。>をコンセプトに掲げる歯医者です。今ある症状を治すことと、将来のトラブルを防ぐことは、どちらか一方では成り立ちません。親知らずの判断も同じで、いま痛いかどうかだけでなく、10年後20年後にどうなるかまで含めて考えます。

親知らずの診断・抜歯は保険診療で行っています。「抜くと言われたが納得できていない」「ずっと気になっている」という方は、お気軽にご相談ください。

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親知らずの治療について

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    当医院について

    後楽園春日たなべ歯科は、春日駅A2出口より徒歩1分、後楽園駅A3出口より徒歩2分の文京区にある歯科医院です。地域の皆さまのお口の健康を支えるため、丁寧で安心できる歯科診療を行ってまいります。