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その奥歯、割れているかもしれません|歯根破折が起こりやすい5つの条件|春日駅・後楽園駅の歯医者

文京区春日の歯医者 後楽園春日たなべ歯科 歯根破折の解説

「噛むと違和感がある」「同じ歯だけ何度も治療している」
その奥歯は、むし歯ではなく割れているのかもしれません。
歯の根にひびが入る歯根破折は、強い痛みが出ないまま進むことがあり、レントゲンに写らない場合もあります。
抜歯の原因の17.8%は破折で、神経を取った歯ほど起こりやすいと報告されています。
割れやすい歯に共通する5つの条件と、見つけにくい理由、割れる前にできることをご説明します。
文京区春日・後楽園・本郷エリアの歯医者、後楽園春日たなべ歯科です。

「詰め物を何度も入れ直しているのに、同じ歯だけまた痛くなる」「噛んだときだけ、奥歯に鈍い違和感がある」。そんな状態が続いている歯は、むし歯ではなく歯が割れている可能性があります。

割れは、大きく進むまで痛みが出ないことがあります。レントゲンにも写らないことがあります。だからこそ「様子を見ましょう」のまま時間が過ぎてしまいやすい症状です。

この記事では、文京区春日の歯医者として、奥歯が割れやすくなる条件と、失う手前で気づくために確認していることを整理してご説明します。

歯根破折とは?

歯根破折とは、歯の根の部分にひびが入ったり、割れたりした状態のことです。歯の頭(歯冠)だけでなく、歯ぐきの中にある根まで及ぶものを指します。

割れた部分はすき間になり、そこから細菌が入り込みます。すると周囲の骨が失われていき、歯を支える土台そのものが減っていきます。

抜歯の原因の17.8%は「破折」

8020推進財団「第2回 永久歯の抜歯原因調査」(2018年)によると、歯を抜く主な原因は歯周病が37.1%、むし歯が29.2%、そして破折が17.8%でした。およそ6本に1本が、割れたことで失われている計算になります。

同じ調査では、神経のある歯より、神経を取った歯のほうが破折の割合が明らかに大きいことも報告されています。

神経を取った歯が割れやすくなる理由

神経を取る治療(根管治療)では、歯の内部を器具で清掃します。その過程で、どうしても歯の内側の壁が薄くなります。

また、神経を失った歯は水分の通り道を失い、もろくなっていきます。上から強い力がかかったとき、しなって逃がすことができません。

根管治療そのものについては、こちらでご説明しています。

▶ なぜ根の治療は何回も通うのか|春日・後楽園の歯医者が全症例でマイクロスコープとラバーダムを使う理由

割れやすい歯に共通する5つの条件

  • ①神経を取ってある(無髄歯)/歯質が薄く、力を逃がしにくい状態です
  • ②大きな詰め物・被せ物が入っている/残っている自分の歯が少ないほど、力は一点に集まります
  • ③食いしばり・歯ぎしりの習慣がある/就寝中の力は、ご自身では自覚しにくいものです
  • ④上下の歯を接触させている時間が長い/日中、無意識に噛み合わせたままの状態が続くと、歯には持続的に負担がかかります
  • ⑤奥歯の本数が少ない/噛む力を分け合う歯が減ると、残った歯の負担が増えます

これらは重なることが多く、当てはまる数が増えるほど注意が必要になります。

見つけにくい3つの理由

  • 痛みが出にくい/ひびの段階では、噛んだときの違和感だけということがあります
  • レントゲンに写らないことがある/ひびの向きによっては、平面の画像では確認できません
  • 被せ物の下に隠れている/外して初めて確認できる場合があります

春日・後楽園の当院で確認していること

当院では、歯科用CT(モリタ ベラビュー X800)で歯を三次元的に撮影し、根の周りの骨が減っていないかを確認しています。破折が進んでいる歯では、割れた線に沿って骨が失われていることがあります。

あわせて、根管治療で常用しているマイクロスコープ(肉眼の最大約20倍)で、詰め物や被せ物の下に隠れたひびを確認することがあります。

口腔内写真と検査結果をお見せしながら、いまどの段階にあるのかを一緒に確認していきます。

割れてしまった場合はどうなるのか

ひびの位置と深さによって、対応は変わります。歯冠の一部にとどまっていれば、その部分を整えて残せることがあります。

一方で、割れが歯ぐきの中の根まで達し、二つに分かれている場合は、残すことが難しくなります。無理に残しても、周囲の骨が失われ続けることがあるためです。

抜歯となった場合、その後の選択肢についてはこちらで整理しています。

▶ 歯を1本失ったら?ブリッジ・入れ歯・インプラントの違いと「次の一手」を見据えた選び方

奥歯を1本失うと、他の歯にも影響します

お口の中には、左右の上下に第一大臼歯・第二大臼歯という大きな奥歯があります。噛む力の大半はここで受け止められ、結果として前歯が守られています。

この柱が1本欠けると、残った歯が力を分け合うことになります。前歯にも、他の奥歯にも、それまでより負担がかかります。

これは「だからすぐに入れましょう」という話ではありません。院長は抜歯のご説明をするとき、ブリッジを選ぶ方にも入れ歯を選ぶ方にも、同じようにこの話をしています。何を選ぶにしても、先に何が起こるかを知ったうえで決めていただきたいからです。

割れる前にできること

  • 「噛むと違和感がある」段階で相談する/痛みが出てからでは、選べる範囲が狭くなります
  • 食いしばりの自覚を持つ/日中、上下の歯が触れていないかを意識してみてください
  • 就寝時のマウスピース(ナイトガード)を検討する/力を分散させる方法のひとつです。適応は検査のうえでご説明します
  • 定期的に確認する/神経を取った歯がある方は、その歯の状態を継続して見ておくことが大切です

詰め物や被せ物が外れる場合も、背景に力の問題があることがあります。

▶ 詰め物・被せ物が外れる本当の理由|文京区・春日駅の歯医者が4つの原因からご説明します

よくあるご質問

Q. 割れた歯は接着して残せますか?

A. ひびの位置と深さによります。歯ぐきより上にとどまっていれば残せることがありますが、根まで達している場合は難しくなります。診察のうえでご説明します。

Q. 痛みがないのですが、様子を見ていて大丈夫ですか?

A. 割れた部分から細菌が入り、周囲の骨が失われていくことがあります。噛んだときの違和感が続く場合は、早めにご相談ください。

Q. レントゲンで「異常なし」と言われましたが、違和感が続いています。

A. ひびの向きによっては、平面のレントゲンに写らないことがあります。当院ではCTでの三次元的な確認も行っています。

Q. 割れないように予防する方法はありますか?

A. 力のかかり方を減らすこと、残っている歯質をできるだけ保つことが基本になります。食いしばりの習慣がある方は、その対応も含めてご相談ください。

春日駅・後楽園駅の歯医者として

割れは、静かに進みます。「様子を見ましょう」と言われ続けている奥歯、何度も治療している奥歯があれば、一度その歯だけを詳しく確認してみてください。

文京区春日・後楽園・本郷エリアで歯医者をお探しの方は、後楽園春日たなべ歯科までご相談ください。

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当医院について

後楽園春日たなべ歯科は、春日駅A2出口より徒歩1分、後楽園駅A3出口より徒歩2分の文京区にある歯科医院です。地域の皆さまのお口の健康を支えるため、丁寧で安心できる歯科診療を行ってまいります。